プリンターの寿命はどのくらい?

プリンターは長く使用していると、摩耗などによって劣化が生じます。劣化が進むとさまざまな不具合が起こり、やがて寿命を迎えることになるでしょう。プリンターが寿命を迎えた場合、買い替えなどを考えなければなりません。とはいえ、プリンターの平均寿命はどのくらいなのか、少しでも長くプリンターを使う方法はないのかなど、分からない点が多いと思います。プリンターの不具合で悩んでいる方は、買い替え時期などを知っておくと安心です。

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そこで、本記事では、プリンターの寿命や寿命を延ばすコツなどをご紹介します。

  1. プリンターを買い替える理由は?
  2. プリンターの寿命を延ばすには?
  3. おすすめのプリンターをチェック
  4. 不要になったプリンターを処分する方法
  5. プリンターの寿命でよくある質問

プリンターが寿命を迎え、買い替えを検討されている方は、古いプリンターの処分方法も併せて覚えておきましょう。

1.プリンターを買い替える理由は?

プリンターは、どのような場合に買い替えを考える必要があるのでしょうか? 具体的な理由を考えていきます。

1-1.汚れがひどい

プリンターに汚れが頑固にこびりつき、落とすことができない場合、買い替えを検討する時期を迎えているといえるでしょう。メンテナンスをしても改善しない場合、寿命が近いサインです。

1-2.紙詰まり

紙詰まりが頻繁に起きる場合は、給紙ローラーなどに問題を抱えている可能性があるでしょう。ホコリなどが原因となっている場合もあれば、ローラーに損傷が起きている場合もあります。

1-3.異音

プリンター内部から異音が出ている場合、パーツの劣化や摩耗などが考えられます。修理に出しても、費用が割高になってしまうケースがほとんどでしょう。高額な修理費用を出すのであれば、プリンターの買い替えをしたほうがお得です。

1-4.サポート期間が切れた

メーカーのサポート期間は、製造終了後5年程度となっています。プリンターの想定寿命に合わせ、サポート期間が設定されている場合が多いでしょう。サポート期間が切れた後は、修理にかかる費用がすべて実費になるのに加え、メーカーでの部品保有期限も迎えてしまうのです。現在使用中の機種についてサポート期間の終了が公表されたら、買い替えを検討してみてください。

1-5.パソコンを買い替えたとき

パソコンを買い替えると、年式が古いプリンターが対応できなくなる場合があります。パソコンに対応しないようであれば、プリンターも新モデルへの買い替えを考えなければなりません。

2.プリンターの寿命を延ばすには?

プリンターの寿命を延ばす方法について解説します。

2-1.定期的にクリーニングを実践する

定期的にヘッドなどのクリーニングを実践し、プリンターの内部をきれいにしておくことも、プリンターの寿命を延ばすポイントです。目詰まりなどを解消することができ、良好な状態を維持できるでしょう。

2-2.メンテナンスボックスの入れ替え

プリンター内部にあるメンテナンスボックスの入れ替えをこまめに行うと、プリンターの寿命を延ばすきっかけになります。メンテナンスボックスは、余分なインクを吸収するボックスです。吸収できる量に限界があるため、定期的な交換をすることが大切なポイントとなります。きちんと交換をしておけば、プリンターを良好な状態で維持できるでしょう。

2-3.純正インク以外は使わない

プリンターは、純正インクを使うことで寿命を延ばすことができます。純正インクは、プリンターが正常に稼働するよう配慮して作られているのです。そのため、安価なインクを使うと、プリンターに負荷がかかり、故障する原因となるので注意してください。

3.おすすめのプリンターをチェック

おすすめのプリンターをいくつかご紹介します。

3-1.エプソン

エプソンは、インクジェット複合機カラリオシリーズが人気です。A4サイズ対応のカラリオEP-708Aが、安価でありながら高機能なプリンターとなっています。価格は、2万〜3万円台と手頃です。エプソンは、ピエゾ方式というインク方式を採用しています。電気でインクを変圧するのが特徴です。

3-2.キャノン

キャノンのインクジェットプリンターも、高画質な印刷ができることで人気があります。PIXUSシリーズが好評です。TS6230はスマホからの印刷もできるA4対応モデルとなっています。2つの給紙口があり、置き場所を選べて便利です。

3-3.ブラザー

ブラザーもピエゾ方式を採用しているプリンターを出しています。そのため、ヘッドの劣化が進んでくると、プリンターの不具合が多くなるでしょう。ヘッドの劣化が目立ち始めたら、買い替え時期だといえます。ブラザーのプリンターでは、DCP-J577Nが低価格で購入しやすい機種でしょう。

3-4.ヒューレットパッカード

ヒューレットパッカードのプリンターは、インクジェット方式を採用しています。スマホでの操作も可能で、印刷性能の良さと高速印刷が魅力のプリンターです。低価格で購入でき、スリムな設計で置き場所に困らないのも特徴でしょう。家庭用として使われるだけでなく、オフィス用としても活躍しています。

3-5.フォトプリンターも人気がある

フォトプリンターも人気があります。キャノンのフォトプリンターは特に好評で、手のひらに収まる小さなサイズで、スマホとの連携も簡単にできるのが魅力です。コラージュや画像加工した写真も、すぐに印刷できます。ただし、無線接続ができないため、持ち運びには不向きなので注意しましょう。

4.不要になったプリンターを処分する方法

不要になったプリンターを処分する方法を具体的にご紹介します。

4-1.自治体回収

不燃ゴミや粗大ゴミなどとして、自治体回収が可能なプリンターの条件がどのようなものか、自治体のルールをしっかり確認しておきましょう。粗大ゴミとして出す場合、自治体への事前申請と手数料の支払いが必要です。粗大ゴミ受付センターのホームページにアクセスし、申請手続きをしてください。

4-2.小型家電としてリサイクル回収に出す

不要になったプリンターは、小型家電としてリサイクル回収に出すことができます。自治体が設置する小型家電リサイクルボックスに投入するだけで、リサイクル回収は完了です。利用料はかかりません。ただし、設置場所が限られているのと、持ち込みを要するため、運搬手段が確保できない場合は難しいでしょう。また、投入口のサイズが限られているので注意してください。

4-3.不用品回収業者

不用品回収業者に依頼し、プリンターの回収をしてもらう方法があります。出張回収が基本であるため、プリンターの運搬を必要としないのがメリットです。ただし、回収費用が自治体回収などと比べて割高となります。不用品をまとめて処分すると割引が適用になるプランなどについて見積時に相談してみてください。

4-4.パソコン専門回収業者

パソコン専門回収業者に依頼し、プリンターを回収してもらう方法があります。ただし、プリンターだけだと引き取ってもらうのは難しい場合があるため、パソコンと同時回収を依頼するといいでしょう。費用は業者によってまちまちです。必ず見積もり・サービス・対応などを比較し、業者を選びましょう。

5.プリンターの寿命でよくある質問

プリンターの寿命に関する質問を集めました。

Q.プリンターの平均寿命は何年ぐらい?
A.プリンターの平均寿命は、3〜5年とされています。部品の寿命によってプリンターが使えなくなるケースもあるのです。販売店によるプリンターの保証期間は、最大で5年程度となっています。製造から5年が経過して不具合が生じた場合は、買い替えや処分を検討したほうがいいでしょう。

Q.異音が発生する場合もプリンターの寿命と考えたほうがいいのか?
A.はい、異音の発生も寿命を示すサインの1つです。部品の摩耗や劣化などが原因で、異音が発生するケースがほとんどでしょう。修理しても高額な費用がかかるため、買い替えなどを検討する時期を迎えています。

Q.プリンターのヘッドが寿命を迎えると、どのような症状が起きるのか?
A.ヘッドが寿命を迎えると、印字が薄くなる・色味が悪くなるなどの症状が出ます。使用頻度が高いほど、ヘッドの摩耗が早まるので注意してください。

Q.プリンターは寿命を迎えてから買い替えてもいいのか?
A.できれば、寿命を迎える前に買い替えましょう。寿命を迎えてから急いで買い替える場合、プリンターの価格が下がる時期を逃してしまう可能性があるからです。不具合が頻繁に続くようになったら、買い替えを検討しましょう。

Q.寿命を迎えたプリンターは、下取りに出すことができるのか?
A.プリンターは、下取り対象になりにくいでしょう。販売店によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

まとめ

プリンターの平均寿命は、3〜5年とされています。寿命を迎えたプリンターは処分を検討しなければなりません。処分方法を知っておくとともに、プリンターを長く使えるよう、寿命を延ばす方法も覚えておいてください。

パソコンの周辺機器で最も普及しているものといえば、プリンターでしょう。
写真や年賀状なども印刷できるので、重宝している方も多いと思います。
しかし、意外に知られていないのがプリンターの寿命です。
「そういえば頻繁にプリンターを買い替えているな」と思う方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回はプリンターの寿命についてご紹介します。
何年くらいは問題なく使えるのでしょうか?
また、修理と買い替えのどちらがお得かということもご紹介します。
プリンターの買い替えを検討している方や最近、プリンターの調子が悪いという方はぜひこの記事を読んでみてくださいね。

  1. プリンターの寿命は何年くらい?
  2. プリンターの寿命にバラツキがある理由とは
  3. プリンターが寿命を迎える意外な原因とは?
  4. プリンターをできるだけ長く使う方法とは?
  5. プリンターの処分の仕方とは?
  6. おわりに

1.プリンターの寿命は何年くらい?

プリンターここ20年ほどの間に、ずいぶん安くなりました。
1〜2万円くらいで高品質な製品が買えるため、使いやすい製品が出るたびに買い替えるという方もいるでしょう。
実は、プリンだの寿命は3年~5年を想定しているメーカーが多いのです。
「思ったより短い」と思われた方もいるでしょう。
どのメーカーも、法律で一定期間電化製品の部品を取っておくように決められています。
プリンターの場合は5年。
それに合わせて、製品サポートも5年で終了するメーカーも多いです。
つまり、5年を過ぎて故障をした場合は修理ではなく、買い替えを勧められます。
しかし、「うちのプリンターは5年以上使っているけれど、問題ない」という方も少なくないでしょう。
その理由を、次の項でご紹介します。

そのため製品サポートも5年で終了するメーカーも多いです。

2.プリンターの寿命にバラツキがある理由とは

プリンターの寿命の大半は、ヘッドの摩耗(まもう)です。
インクジェットプリンターは、「ヘッド」という部品から、霧状になったインクを紙に吹きつけることで印刷します。
プリンターの内部を開けると、インクをセットする場所があるでしょう。
これがヘッドです。
このヘッドは使うたびに摩耗(まもう)していきます。
ヘッドが寿命を迎えると、印刷がかすれたり、色合いがおかしくなったりするのです。
ヘッドが交換できれば、プリンターはまた問題なく使えるでしょう。
ですから、印刷量が多いプリンターほど寿命が短くなるのです。
プリンターは、ご家庭によって使う頻度がかなり異なります。
毎日何かしら印刷するという家もあれば、年賀状と写真を印刷するくらいという家もあるでしょう。
しかし、実は印刷をしなさすぎても、プリンターの寿命は縮まるのです。
その原因はインク。
インクジェットプリンターのインクは液状になっています。
使用頻度が低すぎるとインクが固まって目詰まりの原因になるのです。
また、霧状になって紙に吹きつけられたインクの残骸も、ヘッドにこびりついたまま長い時間がたつと固まって故障の原因になります。
ですから、1か月に数枚でいいので定期的に印刷し続けた方がプリンターは長持ちするでしょう。

印刷量が多いプリンターほど寿命が短くなりますが、印刷をしなさすぎても、プリンターの寿命は縮まるので、1か月に数枚でいいので定期的に印刷し続けた方がプリンターは長持ちするでしょう。

3.プリンターが寿命を迎える意外な原因とは?

1か月に数枚~数十枚を印刷するだけという使い方では、プリンターの寿命はかなり長くなります。
中には、10年近く使っても問題ないというケースもあるでしょう。
しかし、プリンターは故障していなくても寿命を迎えることも多いのです。
それは、ドライバーの問題。
プリンターをパソコンに接続するときは、ドライバーが必要です。
CD-ROMが同封されている場合もありますし、メーカーのホームページからインストールすることも可能。
しかし、ドライバーが対応できるOSには、限りがあります。
Windowsを例にとってみると、ここ10年の間に、6回バージョンアップしているのです。
ですから、古いプリンターはドライバーが適応できずに使えなくなります。
適応させる方法がまったくない、というわけではありません。
しかし、パソコンに詳しくないと難しいので、「それなら買い替えた方がよい」と思われる方も多いでしょう。

ドライバーの問題で寿命を迎えることがあるんですね。

古いプリンターはドライバーが適応できずに使えなくなってしまうのです。

4.プリンターをできるだけ長く使う方法とは?

では、プリンターを寿命まで調子よく使うにはどうしらよいのでしょうか?
この項では、その方法の一例や寿命が近くなると現れる症状などをご紹介します。

4-1.定期的にヘッドをクリーニングする

プリンターにはクリーニング機能がついていますから、定期的にクリーニングをしましょう。
印刷のかすれなどは、それで大抵きれいになります。
また、しばらくプリンターを使わなかったときも、まずヘッドクリーニングをしてから使いましょう。
ただし、ヘッドクリーニングは2回以上行っても無意味です。
むしろヘッドをいためてしまうので注意してください。

4-2.廃インク吸収パッドがいっぱいになったら?

廃インク吸収パッドというのは、印刷するときに出た余分なインクを吸収するものです。
毎日プリンターを使う方ならば、2年程度でいっぱいになってしまうでしょう。
こうなった場合は、メーカーに修理を依頼しましょう。
しかし、保証期間終了を理由に断られる場合もあります。
この場合は、プリンターの修理を行っている業者に交換を依頼してみましょう。
メーカーに部品がなくても、このような修理業者の元には部品が残っている場合があります。
なお、インターネットを検索すると自分で交換や修理をしている方もいますが、壊れてしまう可能性もあるでしょう。
「壊れてもいいから、自分で修理をしてみたい」という方だけチャレンジしてみてください。

4-3.安すぎるインクを使わない

現在のプリンターは、本体を安く売ってインクで元を取るシステムになっています。
ですから、メーカー推奨の純性インクは高価です。
プリンターを頻繁に使用するご家庭ほど、インク代は負担でしょう。
しかし、最近は100円ショップでも補充用のインクが販売されています。
これら、非純正品のインクがすべて粗悪品というわけではありません。
中には、テストをくりかえして純正品と品質の変わらないリサイクルインクを作っているメーカーもあります。
しかし、あまりに安すぎるインクは使わない方が無難です。
純正品、もしくは一定以上の値段のリサイクルインクを使ったほうがプリンターへの負担は少ないでしょう。

4-5.プリンターから異音がしだしたら、寿命が近い

プリンターの寿命が近くなると、印刷のかすれや色調がおかしくなったりするほかに、プリンターから異音がするようになります。
プリンターを動かすときに大きな音はすることがありますが、無理やり動かすような音がした場合はヘッドがだいぶ劣化しているのです。

また、あまりに安すぎるインクはプリンターに負担をかけるので使わないようにしましょう。

5.プリンターの処分の仕方とは?

プリンターは不燃ゴミや粗大ゴミとして自治体に回収してもらえます。
プリンターは製品によって大きさが違うでしょう。
ですから、不燃ゴミになるのか粗大ゴミになるのかは自治体によって違います。
分からない場合は面倒でもインターネットなどで調べてから捨てましょう。
市役所のホームページにゴミの分別についての項目があるはずです。
理由があってパソコンと一緒にプリンターを処分したいという場合は、パソコンや周辺機器を無料回収してくれる業者もあります。前述したように、プリンターは寿命を迎えても使える部品が多いので、回収してリサイクルできるため無料で回収してくれる業者もいるのです。
お近くにそのような業者がある場合は、ぜひ利用してみましょう。

不燃ゴミや粗大ゴミとして自治体に回収してもらえるんですね。

理由があってパソコンと一緒にプリンターを処分したいという場合は、無料で処分してもらえる業者があるので利用するとよいでしょう。

6.おわりに

いかがでしたか?
今回は、プリンターの寿命についてご紹介しました。
まとめると

  • プリンターの寿命は約3年~5年に想定されている。
  • プリンター自体に問題がなくても、ドライバーの関係で使えなくなることもある。
  • パソコンとプリンターを一緒に処分したい場合は、無料で回収してくれる業者もある。

ということです。
まだ使えるのにもったいないという方は、ぜひ無料回収業者を利用してみてください。

プリンターの寿命はどのくらい?

プリンターの寿命はどのくらい?

家庭用プリンター 何年使える?

メーカーが示している装置寿命・・・3~5 プリンターの種類などによって様々ですが、一般的なプリンターなら3~5程度であることが多いです。 万が一壊れてしまった時にメーカーの修理を受けられるかどうかというのは、買い替え時期を考える上で重要なポイントになるので、これらの耐用年数はよく確認しておくことが大切です。

プリンターヘッドの交換時期は?

一般的な家庭用インクジェットプリンターの場合、A4用紙に5%の印刷で「1万枚」が寿命の目安になります。 写真印刷など、印刷面積が大きい場合は1万枚以下でもプリントヘッドが摩耗し、正常な印刷ができなくなることがあります。

プリンターヘッドの劣化は?

プリントヘッド劣化の原因は、印刷量が多い場合はもちろんですが、使用頻度が低い場合も起きやすくなります。 印刷量が多い場合は、摩耗でプリントヘッドが使えなくなりますが、使用頻度が低すぎる場合は、液状のはずのインクがヘッドにこびりついたまま時間がたってプリントヘッドで固まって目詰まりの原因になります。

インクジェットプリンターの耐久性は?

一般的な家庭用インクジェットプリンターは、耐久枚数が2万枚程度に設定されている機種が多くなります。 耐用年数は5年ですので、コンスタントに印刷すれば1ヵ月に300ページ強になります。 インクジェットプリンターは、印刷ヘッドの寿命がプリンターの寿命に直結するケースが多くなります。